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「恐れ入りますが、デザインキャリア室いま満室です」という時代

先日のラウンドアッププラスワンでも伊藤さんが語られていたが、あのソニーが今やファイナンスが柱になっている状態。昔の稼ぎ頭であったものは今や不必要部門となっている。
今必要なものに仕事をシフトできればいいが、大企業で決定権のある幹部はそもそも新しいサービスや製品を体験すらしていないので、新しいものへの挑戦を想像すらできないし、若手の斬新な意見も取り入れることは不能。
力を持っている人間に理解というか、新しいものに常にふれるどん欲さというか、常にワクワクを求める姿勢があればいいが、そういうものをもっている人間はいない。
テレビでみる限り、孫さんが他の経営者とずば抜けて違う点はここにあると思う。テレビでみる孫さんは新しいモノを常に体験しているようだ。TOYOTAもそれを感じる。
今はもうこれまでの戦略や製品開発の延長線上にあるものはすぐに飽きられるし、すぐに横並びの価格競争に巻き込まれるし、いい事無し。延長線上の経営戦略であれば、成長期の経営者は大いに活躍できただろうが、今は既定路線から外れたものが爆発ヒットする時代。
イケイケドンドンの時代では、年功序列でちょびちょび成長路線を登れたわけだが、もうそういう時代じゃない。
このニュースは大企業でも当たり前になってくるだろうな〜↓
パソコンで終わらない、切り刻まれるソニー (東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース BUSINESS

これまで10人必要だった仕事1人でできる時代。ネットワーク前時代と比べたら100人必要だった時代が1人の時代となったかもしれない。IT化や機械自動化でインバウンドやロボットでできる。
そういう時代に、入ったらゴールの大学受験のように、就社すればオールオッケーな時代は終わりを告げている。
残念なことにこれから、もっともっと人が不必要になってくると思う。
そうならないように、わたしは午前様帰宅後にいろいろやっているわけである。

入ればオッケー思考だと「じゃあ何の資格をもっていれば、生き残れるのか」と条件反射的にやる前に路線を決めようとするわけだが、ハッキリいってそんなものはないように思う。
重要なことは、常に新しいことにアンテナを張って、ここが需要だが「実際さわってみること」
これをネットワーク前時代の今のパワーもっている人が立場が上になっても行っていれば、ソニーの中でも斜陽産業などは形や色を変えて成長してきただろうと思う。

今の時代に必要なのは、一に情報取得、そして何より体験すること。
情報取得からのOtoOが必要不可欠であると感じているし、わたしは実行している。

これから、「35歳までに転職したほうがイイ」なんて垣根はなくなる。
なぜならこれまでの「わたし〇〇で働いてました」という看板はなくなるからだ。
今回のように大企業がどんどん事業縮小していくなかで、看板の価値は下がり、「実際大企業でベルトコンベアーのネジのような役割(代用交換可能)」しかしていない人材は、雇わないだろう。

「情報取得→体験する」
日進月歩じゃ足りない、明日は夢みた未来みたいな時代の超スピード体感時代には、常にその渦、ゾーンに入っていることが必要不可欠だ。

週末は毎週ゴルフなんてやってる場合じゃない…と自分に言い聞かせる。